2021年2月4週の展望

投稿者: | 2021年2月21日
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今週のJRAは中山、阪神、小倉の3場開催。日曜日には中山競馬場で中山記念(G2)が、阪神競馬場では阪急杯(G3)が行われる。中山記念は芝1800mの別定戦で、古馬中距離G1への重要ステップレースだ。阪急杯は芝1400mの別定戦で、こちらは古馬短距離G1へのステップレースになっている。一方、地方競馬は火曜日(祝)に浦和競馬場で桜花賞トライアルのユングフラウ賞が行われる。3月に浦和で行われる牝馬クラシック桜花賞へのステップレース。春のG1シーズンのためにも、今週の3重賞はぜひ見ておきたい。

中山記念(G2)

別定の中距離重賞で、最近はG1に昇格した大阪杯やドバイ国際競走のステップレースになっている。1番人気は過去10年で3勝と信頼度は低めで、勝つか圏外に去るかの極端な傾向がある。また、2番人気から6番人気の決着が目立つので、1番人気が飛んでも2~6番人気の組み合わせでオイシイ配当にありつけるレースだ。ステップとしては前走G1組と中山金杯1着馬に注目。年齢別では4歳と5歳で過去10年を9勝。4歳馬と5歳馬を中心に馬券を組み立てたい。今年の注目は、3連勝で中山金杯を制したヒシイグアスだろう。まだキャリア10戦と戦歴は浅く、これから成長が見込める期待馬だ。3歳時はラジオNIKKEI賞で9着に敗北後、秋を全休したのが吉と出たようだ。復帰後は連対率100%と好調でレースぶりも安定感が増した。デビューから徹底して1800~2000mを使われており、陣営の期待度がうかがえる。中山金杯は1番人気に応えて勝利しており、この勢いを武器にG2奪取となるか注目したい。有馬記念以来となるバビットにも注目。さすがに有馬記念は相手が強かったが、それでも積極的なレースぶりは注目に値した。中山ではセントライト記念を楽々と逃げ切っており、今回も単騎逃げに持ち込めば簡単には止まらないはず。思い切ったレースができればチャンス十分だろう。京都金杯の勝ち馬ケイデンスコールも軽くは扱えない。NHKマイルカップ2着が示すように良績はマイルに集中しており、中山1800mでうまく立ち回れるかがポイントになりそうだ。クラシックでも活躍したクラージュゲリエが復調気配。前走の日経新春杯は3着だったが、先着を許した2頭はともに軽量馬だった。自身56キロを背負っており、完調手前のレースぶりとしては合格点だろう。3歳時は皐月賞とダービーで善戦した実力馬。出走できれば面白い存在になりそうだ。その他、新潟大賞典を勝っているトーセンスーリヤ、中山金杯で3着に好走したウインイクシード、関門橋Sで2着だったパンサラッサなどの登録がある。

阪急杯(G3)

阪神の1400mで行われる短距離重賞。1番人気は過去10年で2勝、2着2回と信頼度は低め。近4年は1番人気の勝利はなく、7、7、11、6番人気と伏兵馬が勝利している。年齢別では4歳馬が1勝と苦戦しているのに対して、5歳馬が5勝と活躍、6歳馬が3勝と続く。1400mという非根幹距離のため、距離適性が出やすく、1600mからの距離短縮組よりは1200mからの距離延長組の方が信頼できる。予想では穴馬選びに注力して馬単や3連系で好配当を狙うのも面白いレースだ。今年はG1ホースのインディチャンプに注目。19年には安田記念とマイルCSを制しているマイル王者だ。特に安田記念で最強馬アーモンドアイに土をつけたレースぶりが印象深い。20年は残念ながらG1のタイトルには届かなかったが、マイラーズCでキッチリ勝利している。前走の阪神カップは1番人気で3着と敗北。課題は1400mという距離にありそうだ。19年の2歳女王レシステンシアの登録もある。桜花賞、NHKマイルカップと惜しいレースが続いたが、圧倒的な先行力とスピードを存分に見せつけた。今回はマイルCS以来の実戦になるが、1400mは持ち味のスピードが十分に活かせる舞台。一線級相手にどこまで戦えるか注目してみたい。そして阪神カップを勝ったダノンファンタジーにも注目。G1では一息のレースが続くが、すでにG2を3勝している実力馬だ。前走の阪神カップでは接戦の2着争いを後目に1馬身以上の差をつけて完勝しており、1400mへの適性はかなり高いと見る。メンバーは強いが好勝負は間違いないところだろう。クリノガウディーも見逃せない。1400m戦の阪神カップは接戦を演じて5着と善戦しており、まだまだ力の衰えは感じない。前走のシルクロードSは大敗してしまったが、人気が落ちるようなら距離延長組として狙うのも一考だろう。その他、スワンSの勝ち馬カツジ、昨年の同レースの勝ち馬ベストアクター、中京の3勝クラスを快勝したメイショウチタン、1400m戦の信越Sを勝っているジャンダルムなどの登録がある。また、G1馬2頭やダノンファンタジーの21年始動戦としても見逃せない。

ユングフラウ賞

浦和で行われる桜花賞のトライアル。距離は1400mで争われる。1番人気は5-0-1-4、2番人気は2-2-2-4となっており、1、2番人気が強いレースだ。ただ馬連の平均配当は3427円と中波乱の傾向。1番、2番人気は頻繁に連対するが、穴馬を連れてくる傾向があり波乱となるケースもある。馬券的には1番人気か2番人気を軸に据え、紐は穴馬をチョイスする作戦が良さそうだ。今年の注目馬は何と言ってもケラススヴィアだろう。4戦4勝と負けなしで、重賞のローレル賞と東京2歳優駿牝馬を連勝している。デビュー戦からの2着馬との着差は1.1、0.7、0.4、0.7と完勝劇を演じており、抜群の先行力とスピードで他馬を圧倒している。枠順はすでに発表され2枠2番に決まった。新馬、特別と連勝を決めた地元浦和で桜花賞に王手をかけたい。東京2歳優駿牝馬で2着したサブルドール。ケラススヴィアは強すぎたが、大外を捲って混戦の2着争いを制した勝負根性は見所十分だった。今回は外枠に入ってしまったが、ケラススヴィアに食らいつき何としても接戦に持ち込みたいところだ。大井の条件戦を強い勝ち方で連勝しているグロリオーソも面白い。ホッカイドウ競馬で早い時期から使われ経験は豊富。1枠1番を活かしてどこまでケラススヴィアに抵抗できるか見ものだ。船橋のアイカプチーノもスピードがある。前走は地元船橋の1200m戦を使われているが、川崎の1500mでも完勝しており距離の融通も利く。ケラススヴィアのハナを叩ければ好勝負になるかもしれない。その他では浦和でシンデレラOPを勝ったウワサノシブコ、大井の桃花賞の勝ち馬ティーズアレディー、東京2歳優駿牝馬で4着だったプレストレジーナなど桜花賞の権利を狙っている。

スケジュール

●2月23日(火・祝)
・ユングフラウ賞(浦和)

●2月24日(水)
・スプリングC(名古屋)

●2月25日(木)
・兵庫ウインターC(姫路)
・たんぽぽ賞(佐賀)

●2月28日(日)
・中山記念(GII・中山)
・阪急杯(GIII・阪神)
・チャンピオンC(帯広)
・ウインターチャンピオン(佐賀)

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