スピード指数って何?吉馬の紙面ってどうやって使うの?そんな質問を多く頂きます。そんな疑問に応えるため、吉馬管理人 馬王子が吉馬紙面を使って競馬予想に奮闘する模様を実戦記でお伝えします。参考になるかわかりませんが。。
2019年6月2日 東京11レース 安田記念
アーモンドアイとダノンプレミアムの対決に沸いた2019年の安田記念。
この注目の対決は馬券を握りしめてレースを見たい!よし、東京競馬場に出陣!っと思ったが競馬場は激混必至。近くのウインズへ出かけることにした。歳をとったとつくづく思う。
当然予想のお供は紙の競馬新聞ではなく、スマホにブックマークした「吉馬 中央競馬版」である。スマホに収まり、いつでも気軽に見れる吉馬はとっても便利だ。
ウインズに到着してさっそく吉馬紙面を凝視した。アーモンドアイが1倍台の人気。ダノンプレミアムが3倍台で続いていた。この2頭確かに強いが、推奨紙面を見ると断然とは言い切れない。疑ったのがアーモンドアイだった。SP履歴を確認してもアーモンドアイのスピード指数は目立ってなかった。さらにアーモンドアイは外枠で追い込み脚質。今の東京競馬場は前が止まらない高速馬場だ。
もし波乱があるとすれば断然1番人気のアーモンドアイが先行勢を捕まえ切れないときだろうと思った。
私は今の東京競馬場の馬場にマッチした先行馬を選ぶことに注力した。推奨紙面を見ると1枠2番のアエロリットは先行力が99と高く、前走のスピード指数を今回の斤量で調整した調整値も102とトップ。さらにSP履歴紙面をみると東京マイル戦では必ずベストランク指数をマークしていた。その証拠に推奨紙面のSP能力値は95.4で出走メンバー中トップだ。このメンバーに入ってもアエロリットは好勝負可能なことを吉馬紙面ははっきりと示していた。
枠順も1枠2番と先行するには絶好の枠だった。私は軸はアエロリットと確信した。
相手は先行脚質のダノンプレミアムで堅い。ダノンプレミアムは先行脚質だが、推奨紙面の末脚力は105とトップだ。前に行くイメージが強いが、前にいながらにして鋭い末脚を繰り出す馬である。推奨紙面はそれを示していた。ただ8枠15番の外枠が少し気になってはいたが・・。
さらに特注馬にSP能力値4位のインディチャンプを注目した。この馬は前走のマイラーズカップで4着に敗れたが、SP履歴紙面を見ると上り指数が30と鋭い末脚を発揮している。2走前には東京のマイル戦で東京新聞杯を快勝していた。ダノンプレミアムと同型で、先行しても鋭い末脚が使えるタイプの馬だと思った。
大荒れになったときの惑星馬には復調の気配があったロードクエストを取り上げた。近3走ともスピード指数を上げ続けており、ここでもさらに指数を上げれば馬券圏内に突入する可能性を秘めていた。
私はアーモンドアイが飛ぶのなら馬連で十分と思い、2番のアエロリットからダノンプレミアムを大本線に、インディチャンプとロードクエストに流し、レースを見守ることにした。
レースはアーモンドアイもダノンプレミアムもスタートで出遅れ後方追走を余儀なくされた。アエロリットはスタートを決めてマイペースの逃げに持ち込んでいる。さらにインディチャンプも好位3番手のインコースで折り合っていた。これはアーモンドアイもダノンプレミアムも間に合わないかもしれない。
最後の直線、アエロリットは坂上で粘るグァンチャーレを振り切り、ゴールを目指す。さらに馬群の中から好位で力をためていたインディチャンプが抜け出してきた。この二頭で決まる!と思ったところに大外から猛然とアーモンドアイが追い込んできた。
これはきわどいと思ったが、アエロリットを首差かわしてインディチャンプが1着。2着にアエロリット、3着に追い込んできたアーモンドアイが入線した。期待したダノンプレミアムはいいことろなく最下位に沈んだ。
まさかの事態が起こった。これだから競馬は怖い。だれもが好勝負を疑わなかったアーモンドアイ、ダノンプレミアムが敗れ去ったのだ。そして穴を決めたのは私が戦前に予想した通り、アエロリット、インディチャンプの先行力ある2頭だった。
レース後、パトロールビデオが公開された。アーモンドアイもダノンプレミアムもスタート直後の不利が響いたようだった。何度も思うことだが競馬に絶対はないと改めて思った瞬間だった。
結果は見事に馬連2-5 5,670円を的中していた。
このように、推奨紙面で先行力の高い馬はマイペースでレースを進めたときや、レースレベルが下がったときなど、激走することが多々あるので覚えておいて損はない。推奨紙面では先行力を注視して、その馬にある程度スピード能力がある、枠順が良いなど、プラス要素があるのなら積極的に馬券の対象とする方が良い。
まあ、大本線ではなかったけど50倍以上つけば合格!